皆さんこんにちは!
刀剣ブーム真っ最中の鴻巣店web担当、武政です。

川越店のブログで江戸東京博物館の戦国時代展の話がありましたが、そこにも目玉になる刀剣があります。

まずは11月23日~12月18日まで特別展示の「義元左文字」。ゲーム「刀剣乱舞」ファンには「宗三左文字」の方が分かりやすいかも。
織田信長が桶狭間の戦いで今川義元を破ったときに入手した刀で、「織田尾張守信長」と刻まれております。
この刀は信長が敗れた後、豊臣秀吉、徳川家康と歴代の天下取りの手にあったことから、天下人の象徴とも言われています。

次に1月から展示の「五虎退」。
こちらは上杉謙信が所有していた短刀で、謙信以前の所有者が虎を五匹退けたという逸話からその名がつきました。
作者の藤四郎吉光は短刀の名工として有名ですが、現在天皇家の御物として「一期一振」という吉光作としては珍しい太刀が現存していたりします。

続いて同じく1月から展示の「鬼切安綱」。
こちらは大江山の夷賊追討の逸話に登場する源頼光の部下、「頼光四天王」の一人、渡辺綱が女に化けた鬼の腕を切り落としたと言われる太刀です。
この「頼光四天王」には、昔話の「金太郎」で有名な坂田公時が居たりします。
この鬼切安綱は元々「髭切」という名で、源氏に伝わる二振りの名刀の内の一つであり、もう一本は源義経が帯刀した「薄緑」こと「膝丸」です。

最後に12月20日から展示の「篭手切正宗」
こちらは信長が朝倉景義を討った際に手に入れた刀で、敵の篭手を切ったところからその名がついたとされています。
信長が手に入れた際、三尺三寸あった大太刀を二尺二寸六分半に磨上た(短くした)ため、朝倉氏が入れた銘は消えてしまったとのこと。
その後前田家に伝わり、明治天皇へ献上、明治天皇が海軍大元帥として正装されたときの愛刀としても有名です。

他にも書物や甲冑など、その当時を知るための資料がたくさん展示される戦国時代展。武政も見に行く予定です。
興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか♪