リオネットセンター浦和店です。
先日、補聴器関連の書籍をインターネットで購入した際、購入サイトからの「オススメ商品」として、以下のコミックが紹介表示されました。
淋しいのはアンタだけじゃない 1 (ビッグコミックス) 漫画:吉本浩二
難聴をテーマにしたドキュメンタリーコミックらしく、さっそく購入しました。
作者の吉本先生ご自身が、難聴者や医師、研究者にお会いし、難聴者と健聴者の聞こえに対するイメージのギャップを解き明かしていく内容です。
難聴や耳鳴りの研究や診療に注力されている慶應義塾大学耳鼻咽喉科の小川教授、済生会宇都宮病院の新田先生にも取材されており、補聴器販売従事者としても大変参考になる漫画でした。
全3巻を一晩で読了しましたが、作品の表現に特に感心させられました。
漫画はそもそも音の出ないコンテンツですが、その中で『音』、特に『難聴者の聞こえ』の表現を作者自身が何度も試行錯誤しながら挑戦しています。
難聴者の感じている「はっきりと聞こえない」という様子を、吹き出し内のセリフを歪ませたり、セリフを日本語以外の文字や発音記号などで描き表したりなど、いかに視覚的に分かりにくするかに注力されていました。
補聴器販売従事者としても、気づかされることが多々ある作品です。
作中に「認定補聴器専門店」という単語も出ておりましたが、当店は認定補聴器専門店です。
今後とも、皆様の補聴器の相談をお待ちしております。