キネマの神様

On 2020年5月18日, in 久喜, by kuki

「キネマの神様」(原田マハ著)という小説をご存じですか?
以前から原田マハという作家の作品が好きだったこともあり自然とこの作品に出会い
この作品を読んだ際には映画好きな知人にお薦めしたり海外に住む知人に送ったりしたため
わたくしにとって思い出の一冊でもあります

少し前に本屋さんで久しぶりこの本が目に入ったのは文庫本に「監督 山田洋次 映画化決定」の帯がかけられて
平台に積まれていたからです
その瞬間、“おお、これは楽しみだなあ”と思うと同時に「出演 志村けん」という文字をみつけて
“あの役を志村けんがやるのかあぁ、ぴったりだなあぁ”と映画化がすごく楽しみになりました

しかし残念ながら“出演 志村けん”の「キネマの神様」を観ることはできなくなってしまいました
志村けんさんが亡くなったという報せを聞いたときに真っ先に思い浮かんだのはこの映画化のことでした
沢田研二さんが演じることが決まった“キネマの神様”
完成したら是非映画館で観てみたいと思います

リオネットセンター久喜店 池田


 

ひさしぶりに、本を紹介します。

On 2020年5月18日, in 熊谷, by kumagaya

こんな時なので、本を紹介します。

                 『異邦人』:アルベール・カミュ著

人を殺す理由が「太陽のせい」ってどう思いますか。

月日の去ること30年以上の昔、大学受験勉強の合間に、夜中にやっていたこの作品の映画版を見て、
ことのほか面白くて衝撃的で、すぐにこの小説を読み、
この時以来、読書というものが趣味の一つになった、とても印象深い作品です。
なんてったって、この映画の監督は、かのルキノ・ヴィスコンティでありまして、
主人公のムルソーをあの、マルチェロ・マストロヤンニが演じるという作品です。
映画はじつに実に見ごたえのある映画なのですが、原作となったこの小説を読んでみてください。
「不条理」ってやつが書かれているところですが、見えていない自分の本性を引っぱっていかれますよ。
短い作品なので、一気に読めますよ。
どうやら、巷では、これと同じカミュの『ペスト』が読まれているようで…..。
            リオネットセンター熊谷店:柴崎