補聴器に使用する電池は、空気亜鉛電池というボタン型の電池になります。
サイズは小さくても、大きな容量の電気を最後まで安定して取り出すことができるので、補聴器には最適な電池となっています。
しかし気温の低さや乾燥は大敵! だから今の季節はいつもより気を付けて管理をする必要があります。
●冬の管理は特に重要! 電池を長持ちさせるには?
1. 冷たくなった電池…そのまま使わないで!
気温が低い環境では、電池の放電電圧が常温のときよりも低くなるため、補聴器の動作時間が短くなってしまいます。
もし電池が冷えていた場合は、手の平で温めてから使うようにするとよいでしょう。
2. 二酸化炭素に要注意
では、暖房器具のある暖かい部屋に置いておけばいいかと言えば、実はそうでもありません。
空気電池は空気中の酸素と反応して電気をつくるため、高濃度の二酸化炭素が充満した酸素の少ない場所では、3~4割ほど電池寿命が短くなると言われています。
灯油を使ったストーブやファンヒーターを活用している場合は、こまめに換気を行い、二酸化炭素が溜まることを防ぐようにしましょう。
3. 空気電池は乾燥も苦手
空気電池は乾燥状態にあると消耗しやすくなります。
補聴器本体は湿気が大敵のため、乾燥ケースにいれて保管することをおすすめしますが、電池は乾燥容器に一緒に入れないようにしてください。
●その他の注意点
1. シールは使用する前にはがす
空気電池には、プラス側にシールが貼られており、はがした瞬間から放電が始まります。
そのため、シールは必ず使用する直前にはがすようにしてください。
一旦はがした後、再び貼っても、電池の消耗を完全に防ぐことはできませんのでご注意を。
2. ワイヤレス機能を使うと電池の消耗は早くなる?!
Bluetoothなどのワイヤレス機能が搭載されている補聴器は、通話や音楽、テレビなどを楽しむ上ではとても便利ではありますが、それなりに電池は消耗します。
手元に予備の電池がなく、電池切れが心配なときは、ワイヤレス機能の使用は控えたいですね。
寒さが厳しく、乾燥しがちな冬の季節は、電池寿命が短くなりやすい時期。
自分が思っている以上に電池が消耗している場合がありますので、必ず予備は用意したいものです。
寒さも厳しい時期ですが頑張っていきましょう 草加店 Wからでした。