傘が手放せない時季となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

一年に一度巡ってくるこの時季、過ごしにくい季候ですが、ひとつだけ楽しみにしていることがあります。

『カタツムリ』を見つけること。

学生時代からの楽しみで、紫陽花を見つけてはカタツムリの姿を探しているのですが、この三年は会えないでいます。昔はそこら中にいたと思うのですが、昔ほどはいなくなってしまったのでしょうか。今年こそはぜひ見つけたいと思います!

さて、今日は短歌を趣味とされているお客様から数年前にいただいたお葉書の中から、短歌をひとつ紹介したいと思います。

『 補聴器を外せば雨音遠のきて 窓の硝子にせまる宵闇 』

このお客様は、残念ながら昨年亡くなられてしまったようなのですが、当店をご利用いただいていた間、ご自分で絵を描かれ、補聴器に関する短歌を添えたお葉書を何度かいただいたそうです。

当店の大ベテランのスタッフにお客様からのお葉書を見せてもらったのですが、補聴器を使って聞こえる音をとても楽しんでいただいている様子が伝わってくる素敵なお葉書でした。

普段意識しないと聞こえない音、この時季独特の音にみなさまもぜひ耳をすませてみてください。