こんな時なので、本を紹介します。
『異邦人』:アルベール・カミュ著
人を殺す理由が「太陽のせい」ってどう思いますか。
月日の去ること30年以上の昔、大学受験勉強の合間に、夜中にやっていたこの作品の映画版を見て、
ことのほか面白くて衝撃的で、すぐにこの小説を読み、
この時以来、読書というものが趣味の一つになった、とても印象深い作品です。
なんてったって、この映画の監督は、かのルキノ・ヴィスコンティでありまして、
主人公のムルソーをあの、マルチェロ・マストロヤンニが演じるという作品です。
映画はじつに実に見ごたえのある映画なのですが、原作となったこの小説を読んでみてください。
「不条理」ってやつが書かれているところですが、見えていない自分の本性を引っぱっていかれますよ。
短い作品なので、一気に読めますよ。
どうやら、巷では、これと同じカミュの『ペスト』が読まれているようで…..。
リオネットセンター熊谷店:柴崎