たくさん汗をかく季節になりました。これからは気温が上がり、湿気も多くなるため、今まで以上に補
聴器の管理に注意する必要があります。補聴器は精密機械のため、汗や水分が補聴器の中に入ると、さびができたり、接触不良が起きたりして故障の原因となります。そこで今回は、補聴器の汗や水で濡れてしまった時の対策についてお知らせします。
対策① 汗や水分は、タオルでこまめに拭く
運動の後など、汗をかいたら、タオルでしっかり拭きましょう。また、耳の中の汗も、綿棒などでよく拭き取りましょう

対策② 補聴器をふいて、手入れをする
毎日、補聴器を外して補聴器ケース(乾燥機)に入れる前にします。もし、水でぬれてしまった時なども、同じようにして、水分を取ってください。

対策③ 補聴器を外したら、必ず補聴器ケースに入れる
寝る前など補聴器を外したら、必ず補聴器ケースか乾燥機に入れて乾燥させましょう。内部に入った湿気も取り除けるように、電池ボックスは開けたまま入れることがポイントです。

対策④ 汗カバーをする
補聴器を布のカバーで覆い、汗を吸い取ってもらいます。ただし、たっぷりと汗を吸い込んだカバーを付けたままにしておくと、その湿気が補聴器内部に入り、故障することもあります。予備のカバーを準備
して、汗でたくさん濡れたときは交換するとよいです。交換できないときは、カバーを外して乾かすようにしましょう。また、寝る前に補聴器を外したときには、本体から汗カバーを外して、必ず乾燥させましょう。