◆春一番名づけの日
初めて「春一番」という言葉が使われるようになったことを記念する日。暖かい南からの強風が、春を呼ぶかのように吹くもので、気象庁が毎年発表する。九州北部の春一番は、中国大陸から日本海方面へ移動する発達中の低気圧に、南方の高気圧が勢いよく流れ込み起きるが、そもそもの起こりは、1859年(安政6年)、長崎県五島沖に出漁した壱岐の漁船が強い風に煽られ、転覆し、漁師53人全員が亡くなったことで、漁師たちがこの季節に吹く突風を恐れて「春一番」と呼ぶようになったとされる。「春一番」とは、地方によって定義が違うが、概ね・・・1)立春から春分の日までに吹く 2)風速が8メートル以上の南寄りの強い風 3)最高気温が前日を上回る。などの条件を満たした場合に発表される。九州北部の平年日は、2月23日ごろ。